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お家コーヒーを格別なものに!

コロナ禍の今、日頃は出先でコーヒーを楽しんでおられた方もご自宅でコーヒーを飲む機会が増えたのではないでしょうか?そのコーヒータイムを少しグレードアップさせてみるのはいかがですか!淹れ方は前々回のブログでご紹介しましたハンドドリップで、今回はガラクタが愛用している物も含めて道具をご紹介してみます。お気に入りの道具で淹れるコーヒーは、味だけでなく淹れる時間も格別なものになるのでは!

目次

ハンドドリップコーヒーに必要な道具

ハンドドリップコーヒーとは、サーバーにドリッパーをのせ、ペーパーフィルターをセットし
コーヒー粉を入れ、お湯を注ぐ。とてもシンプルな抽出方法です。
上から、ペーパーフィルター、ドリッパー、サーバー、それとお湯を注ぐためのポット。
この4つが基本的な道具です。
どのようなものがあるのか見ていきましょう!

ドリッパーとガラスポット

ドリップとは日本語で『滴る』なのでドリッパーは『滴らせる器具』とでも言うのでしょうか。
サーバー(ガラスポットなど)の上にのせて使います。

ドリッパーには色々な材質、大きさ、形状、穴の数があります。
プラスチック製、磁器製、金属製のものが主流で、大きさは1〜2杯用から大きものは4〜8杯用のものまで(それ以上もあるのかも)あります。
形は台形と円錐形があり、穴の数は一つ穴、三つ穴、HarioV60のような大きな一つ穴ものなど様々です。
ドリッパーの違いで何が変わるのでしょう。
同じ豆の量、湯量を使うことを前提で言うと、ドリッパーの違いは、お湯がコーヒー粉の層を通過するスピード、抽出時間に影響するのです。
つまり小さな一つ穴のものはお湯が抜けるのにかかる時間は長く味わいは濃くなり、HarioV60はさっさと抽出するのでサッパリした?味になるということです。

個人的な意見になりますが時間を掛けて抽出するのは基本の『キ』、どこぞのモノは論外、しかしながら時間が掛かりすぎるのも否。
後述しますが自ずとガラクタでは使うドリッパーは決まりましたw。

サーバーはコーヒーをドリップした際に受け止める容器です。
ガラス製のポット型のものをよく見かけますがステンレス製や陶器製のものもあります。
ステンレス製は保温性が高く、時間をかけて何杯も飲まれる方にはおすすめです。

ドリッパーもサーバーも何人で飲むのか、何杯淹れるのか、生活スタイルに合った大きさを
選ばれるといいと思います!
大は小を兼ねると言いますが、ドリッパーとサーバーのことに関しては当てはまらないと思われます。

フィルター

フィルターとは日本語で『濾過器』です。
紙製のペーパーフィルター、布製のネルフィルター、金属製フィルターが主流です。


一番お手軽でスーパーでも手に入るものといえば紙製のペーパーフィルターです。
ドリップした後はそのまま捨てられるので手入れも要らず衛生的で片付けは楽です。
フィルターがコーヒーから出る油分や雑味を濾しとるのでスッキリした味わいを楽しむことができます。

ネルフィルターはフランネルという柔らかい布で作られたフィルターです。
洗って何度も使うことができ、環境に優しいエコなフィルターです。
使う前の準備や使った後のお手入れ、使わない時の適切な保存に気を遣和なければならず
手間ひまがかかりますが、ファンは多くネルドリップが至高のコーヒーと言う方もいらっしゃいます。
ペーパーフィルターより目が荒いことで旨みが引き出されまろやかな味わいを楽しむことができます。
ただこちらは衛生管理の面で中々大変かと思います。

金属フィルターもネルと同様洗って何度も使えるエコなフィルターです。
コーヒーから出る油分を吸収しないのでコーヒーそのもののまったりとした味わいを楽しむことができます。
微粉が混じりやすいところもありますが、メッシュの細かいものやダブルメッシュのものを選ぶと微粉は落ちにくいようです。
ネルほど手入れは難しくありませんが、使っているうちに目詰まりするので使い終わったらしっかり洗う必要はあります。

同じコーヒー豆でも使うフィルターによって味わいが変わるので、生活スタイルに合った好みのものを見つけられるといいと思います!

コーヒーポット

お湯を注ぐために必要なポット。
自宅にあるヤカンや急須、ケトルではだめなのか?というお声。
そうなんです、できればコーヒーポットを使って抽出していただきたいです。
なぜならコーヒーポットは注ぐ湯量の調節をしやすい設計になっているのです。

ハンドドリップで美味しいコーヒーを淹れるために大事なことの一つに注ぎ方があります。
ヤカンなど口が大きなものですとお湯が勢いよく出てしまい、雑みやえぐ味が出てしまいます。
その点コーヒーポットは注ぎ口が細く、一定の量のお湯をゆっくり静かに注げる作りになっています。

注ぎ口には細口タイプと、鶴口タイプがあります。
細口タイプはネックの太さが一定で、誰でも上手に一定量のお湯を注げます。
鶴口タイプは傾け方次第で一滴ずつからお湯の量を調節できるので、様々な入れ方を工夫して楽しみたい方にオススメです。

ステンレス、ホーロー、銅製があり、使い勝手が異なり、見た目の印象も全然違います。
ステンレスはなんといっても頑丈。
耐久性は抜群で、長く使えて、お手入れも簡単。
ホーローは保温性に優れており、お湯が冷めにくいです。
急激な温度の変化や衝撃には弱く、丁寧に扱う必要があります。
いろんなカラーのものが販売されておりレトロな感じが可愛く人気があります。
素材上の問題で注ぎ口を補足するのが難しいようで、鶴口ポットしか私は見たことがありません。
銅製のポットはなんといっても見た目が高級感溢れており、クラシックな雰囲気がお好きな方にはおすすめです。
熱伝導がよく、すぐにお湯を沸かせるのもポイントです。
使っているうちに表面が黒っぽくなることもあり、他の素材に比べるとお手入れに手間が必要です。
凹みや傷もつきやすいの丁寧に扱わなくてはなりません。

ポットの形や大きさ、グリップの持ちやすさなども大事ですが、インテリア感覚で見た目が好みのものであることも大事だと思います!

注意が必要なのは熱源に対応しているかを確認した方が良いです。
ガラクタでも熱伝導が良い銅のポットを使おうかと思ったのですがIH非対応で泣く泣く諦めた事があります。

ガラクタの愛用している道具たち

ガラクタでは20年の間に色んなドリッパー、フィルターを使ってきました。

開店当初は前オーナーが使っておられたプラスチックの一つ穴フィルターと、それに合うペーパーフィルターを何も考えずに使っていました。
店の改装後、ドリップしているところがお客様からばっちり見えるようになり、どうしてもプラスチックは見た目がよくないのでMelitaの一つ穴の、磁器製のものに変えました。
磁器性は見た目もいいし、保温性に優れているので気に入って使っていました。

現在はKalitaの磁器製の三つ穴で色はブラウンのものを愛用しています。

ガラクタは立地が観光地のど真ん中にあり、団体のお客様がどどどど〜と来られたり、観光バスの出発まで時間がないけど美味しいコーヒーが飲みたいから早く〜というご要望がよくあります。
となると、長時間かけてじっくり抽出する方法は向いてない。
なるべく早く、美味しくドリップするのには・・・という事情もあってKalitaの三つ穴に落ち着きました。
ネルや金属も試しましたが、ペーパードリップのスッキリした味わいが好きなのでペーパーを愛用しています。
ペーパーはドリッパーにきっちり合うのが大前提で、Kalitaのものを使っています。
漂白か無漂白かのこだわりは特になく、どちらを使うにしてもドリップする前に湯通しは必ずしています。

ポットはKaritaの鶴口のステンレス製のものを愛用しています。
これは前オーナーが愛用されていたものをそのまま引き継いでいます。
35年以上現役のポットです!!!
やはりステンレスは頑丈ですね。

まとめ

最後まで読んでいただいて、自宅でハンドドリップ、やっぱり簡単じゃねーじゃねーか、と思われてしまったかもしれません。

でもコロナ禍でお家時間が増え、出かけたくても出かけづらい日々が続くこんな時リフレッシュ効果があるコーヒーはもってこいなのです!
そのコーヒータイムをさらに充実した時間にするためにハンドドリップをぜひおすすめします。

ワクワクしながら道具を選び、ワクワクしながらお好きな豆で淹れる一杯はきっと格別なものになることでしょう。

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