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頭痛の時、コーヒー飲んでもいいの?

現在日本人の4人に1人が慢性的な頭痛に悩まされていると言います。自分は頭痛持ちなんだとおっしゃる方はよくお分かりになると思いますが、頭痛が起こると仕事や家事、育児どころかレジャーも楽しめなくなります。頭痛のせいで生涯における健康な時間が2年も損なわれる…とも言われるぐらい頭痛が起こると何もやる気になれません。そんな頭痛が起こっている時、なんとなくコーヒーは避けた方が良いような気がしていませんか?頭痛の種類によってはコーヒーを飲むことで緩和されることがあると言うのです。コーヒーをうまく取り入れることで悩みの種の頭痛が少しでも楽になると嬉しいですね。まずは頭痛の種類とメカニズムから見ていきましょう。

目次

慢性的な頭痛に種類があることをご存知ですか?

慢性的な頭痛には「片頭痛」と「緊張型頭痛」の大きく2タイプあります。
よく頭痛を起こす「頭痛持ち」の方でもご自身の頭痛がどのタイプかを知らない方が多いようです。
まずはよく耳にするけど詳しく知らない「片頭痛」と現代社会の生活と切っても切れない関係にある「緊張型頭痛」がどのようなきっかけで起こるのかメカニズムから見ていきましょう。

片頭痛ってどんな頭痛?

よく耳にする「片頭痛」は字の通り、こめかみから目にかけて片側を中心に起こります。
時には両側や後頭部までも脈打つように痛むこともあります。

症状の特徴は、日常生活に支障があるほどの痛みで、動くと痛みはひどくなります。
吐き気がしたり、吐いてしまうこともあります。
光や音に過敏になり、頭痛が起こる前に閃輝暗点というギザギザした光が見える予兆がある方もおられます。

原因ははっきりと解明されていませんが、頭にある血管が炎症を起こし、腫れて拡張するために神経が刺激されるという説のほか、脳の血管を取り巻く三叉神経の炎症が関わっているという説などがあります。

頭痛が起こるきっかけには、ストレスやストレスからの開放、寝過ぎや寝不足、女性ホルモンの変化、天候や気圧の変化、空腹、肩こり、アルコールなど日常生活の行動や環境の変化など様々なものがあります。

また片頭痛になりやすいのは完璧主義、努力家、神経質な性格の人に多いようです。

緊張型頭痛ってどんな頭痛?

「緊張型頭痛」は後頭部から首筋にかけて重苦しい感じがして、頭をぐーーっと締め付けられるような圧迫感があります。
片頭痛のようにズキズキする痛みや、寝込むほど強い痛みはなく、動いても痛みは強くなりません。
光や音に過敏になったり吐き気も伴いません。

原因は頭から首、肩にかけての筋肉が緊張して血流が悪くなり、疲労物質が溜まって神経を刺激したり、脳内の痛みの調整機能がうまく働かなくなることで起こります。

きっかけは大半が身体的、精神的ストレスです。
長時間同じ姿勢でいること、環境の変化、寒さや冷えなどが考えられます。

メカニズムが異なるそれぞれの頭痛の対処法は?

片頭痛と緊張型頭痛の違いがわかったところで、ではそれぞれどうすれば頭痛が緩和されるのでしょう?
薬を飲む前にできる対処法をいくつかご紹介したいと思います。
そしてそもそもの問題『頭痛の時、コーヒーは飲んで良いのか…』というところにも迫っていきたいと思います。

片頭痛の対処法

片頭痛はひかりのまぶしさや音によって痛みがひどくなることがあります。
動くだけでもひどくなるので、暗い静かな場所で横になるようにしましょう。
仕事中には難しいかもしれませんが眠ることも有効な改善策です。
また、痛みのある場所を冷やしたり、手で押さえることで周辺の血管が収縮し痛みを和らげます。
運動やマッサージ、入浴などは血管を拡張させるので逆効果になります。
そしてカフェインには血管収縮作用があるのでコーヒーや紅茶、緑茶などカフェインが含まれるものを飲むことで痛みが軽減されることがあります。
ただ、カフェインを大量に採っても頭痛を和らげる助けにはなりません。
カフェインには利用作用があるので水分も同じように採らなければ水分不足になり間接的に頭痛を引き起こすことになるので飲み方には注意が必要です。

片頭痛は引き起こす要因を遠ざけることである程度予防もできます。
そのためにご自身の頭痛がどのような状況で起こりやすいのかを把握しておくことが大事です。

緊張型頭痛の対処法

現代人と切っても切れない関係にある緊張型頭痛。
パソコンやスマホ、ゲームなど同じ姿勢(前かがみ、うつむき姿勢)を長時間続けることが大きな要因です。
少し休憩をはさむことを意識し、肩や首の血行をよくするような簡単なストレッチをしましょう。
こりや痛みのある場所を蒸しタオルで温めることも効果的です。
また、高すぎたり柔らかすぎる枕も首の負担になり知らないうちに筋肉を緊張させています。
ご自身に合った枕を見つけることが大切です。
私は朝目覚めと同時に頭痛がすることがよくありましたが、試行錯誤してバスタオルを枕にすることで改善されました!
度数の合ってない眼鏡やコンタクトも同じようなことが言えます。
仕事のプレッシャーや不安、緊張、また今の時期は体の冷えによっても筋肉は緊張します。
忙しい一日の終わりに、入浴やアロマテラピーなどでリラックスする時間を作るなどご自身のストレス解消法をみつけましょう。
ここでコーヒーをお勧めできれば良いのですが残念ながら緊張型頭痛にはコーヒーは有効ではありません。
先にも述べましたがカフェインには血管を収縮する作用があるのでこの頭痛場合には悪化させてしまいます。
そこでぜひ試していただきたいのがデカフェ(カフェインレスコーヒー)です。
その名の通りカフェインを含まないコーヒーなので緊張型頭痛の方だけでなく眠る前や妊婦さんにも活用していただけます。
コーヒーの香りにはリラックス効果もありますので常備しておくと便利です!

まとめ

間違った対処法は逆効果でしかありません。
まずはご自身の頭痛がどのタイプなのかを知ることが大事です。
自己判断が難しい場合は受診されても良いと思います。
頭痛には危険な病気が隠れていることもあるので安易な自己判断はよくありません。

間もなく2021も終わりを迎えようとしています。
長期休暇に入られる方もいらっしゃれば通常より忙しくなる方もいらっしゃると思います。
片頭痛は「いつもと違うことをした時に起こりやすい」と言われています。
また急激に寒くなるので知らないうちに身体は緊張しています。
片頭痛も緊張型頭痛も起こりやすい時期です。

私自身、朝から頭痛に悩まされることがよくあり、長い間自分がどのタイプなのか分かっていませんでした。
私の場合は片頭痛と緊張型の両方です。
その時々により対処法を変えるようにして少し緩和されました。
2022は頭痛でお悩みの皆様が少しでも頭痛から解放されることを願っています。

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