美味しいコーヒーって?その15
灼熱の毎日が続きますが 如何お過ごしでしょうか?
ついこの前始まったと思ったオリンピックもいつのまにか終盤戦となってまいり
ました。
”北海道=涼しい”のイメージもひっくり返る暑さでアスリートの皆さんは大丈夫
なのかと心配になります。
京都も破格の暑さで、昨日は車に付いている気温計は38℃を表示していて
初めて見ましたあんな数字。
さて、久しぶりにコーヒーについて書いてみたいと思います。
イタリアンなカッフェではなくジャパニーズコーヒーです(笑。
数ある産地の中でも誰でも知ってるコーヒー豆ってありませんか?
『どこかで聞いた事ある』みたいな。
モカやブルーマウンテンと同様に、今のサードウエーブが来る前から
ずーっと有名なコーヒー豆!
それが
【キリマンジャロ】。
でも、どこの国かも分からない、特徴もよく分からない、でも聞いた事ある
『月光仮面』の歌みたいな不思議な豆。あくまでも私の認識なのですみません(笑。
昨年位からガラクタでも取り扱いを始めたので改めて勉強しました。
もともとは、タンザニアのキリマンジャロ山の麓の町、アルーシャやモシ近くの、
標高1,500mから2,500m付近のプランテーションで栽培されたもの(出典:Wikipedia)
だったのですが、現在ではタンザニア産コーヒー豆の全てを指すブランドとなって
いるそうです。・・・知りませんでした。
そんなキリマンジャロの特徴はといえば、昔から酸味が有名ですが
それ以外はあまり聞いた事がないんですよね。なのでおそるおそる(笑
【タンザニア キリマンジャロ ンゴロンゴロ AA コンゴニ農園】
試してみたんですが・・・、結果は◎!
もちろん浅煎りにしたらイメージ通りかなりの酸味が出ますが嫌な酸味
ではなく柑橘系の酸味ですし、シティロースト位まで焼いてあげると
程よい酸味に抑えられ、それと共にしっかりとしたコクが混ざり合いとても
美味しく飲むことが出来ると思います。
特に酸味が苦手な方に試していただきたい一品だと思います。

Amoghavarsha JS amoghavarsha.com – 投稿者自身による作品, CC 表示-継承 3.0, リンク
による
【タンザニア キリマンジャロ ンゴロンゴロ AA コンゴニ農園】
タンザニアの代表的なコーヒー産地として有名な、タンザニア北部、キリマンジャロ山周辺のアルーシャ州 カラツ地区、ンゴロンゴロ。
ンゴロンゴロは、この地で暮らす遊牧民マサイ族の言葉で「大きな穴」という意味で、約300万年前に火山が大規模な噴火を起こし
てできた世界最大の火山クレーターで、カルデラに広がる盆地です。
クレーターがいくつもある火山地帯で一番大きなクレーターが、ンゴロンゴロ・クレーターです。
この大きなクレーターの内部は、外輪が山で囲まれていることにより、乾季の影響を受けず、年間を通して水と緑に恵まれ、湖やオアシスがあり、水や食べ物が豊富なことからたくさんの動物が生息し、「アフリカのエデン」や「世界最大の自然動物園」などとも讃え
られ、世界自然遺産に登録されています。そしてこの豊かな火山性の土壌は、高品質なコーヒーの栽培にも適した環境にあります。
コンゴニ農園は、ンゴロンゴロクレーターの斜部にある老舗農園で、ドイツ人の移民によって1944年に設立され、代々コーヒーの栽培がおこなわれています。
株元を覆う事(マルチング)で年中水分を確保、肥料は牛糞から作る養分の高いものを使用、完熟したチェリーのみを収穫、アフリカンベッドで時間をかけてゆっくり天日乾燥、など、コンゴニ農園で非常に丁寧に育てられたコーヒーは、口全体に広がる芳醇な柑橘系の酸味と、コクのあるボディを感じる高品質なものに仕上げられています
灼熱の京都へお越しの際にはぜひこの熱~いキリマンジャロをお試しください。