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美味しいコーヒーって?その 21

朝晩の冷え込みがだいぶと厳しくなって参りました。

暦の上では疾うに冬なのですから当たり前っちゃ当たり前なんですけど・・・。
なんせ昼間が暖かいですね。
昨日も車で出かけたのですが上着の出番無く家路に着きましたw。

お店の方はといえば紅葉シーズンが落ち着いたのもあるのでしょうが何といっても
オミクロン株のせいでしょうねぇ、お客様も大分減ってきてしまったように思えます。一体いつまで続くのでしょうね?このコロナ騒動、ため息が止まりません。

とは言え日常は続く訳でして・・・、大分更新が空いてしまっているので
【美味しいコーヒー】のお話をひとつ。

コーヒーの実

(遅ればせながら)皆さん【アナエロビック】って知ってますか?アンテナの高い
コーヒー好きの諸子なら当然ご承知でしょうけど私は恥ずかしながら最近知りました。

コーヒー豆の生産処理方式 の一つなのですが、有名な方法に「ナチュラル」
「ウォッシュド」などがあります。

東ティモールの農園

コーヒー豆を精製するにあたり、果肉の中のコーヒー豆をどうやって乾燥させるかによって異なる味わいに変わってしまう大変重要なポイントでありまして

コーヒーの実を摘んで、そのまま果実を剥かずに乾燥させるのが「ナチュラル」

果実を剥いてきれいに水で洗って(ウォッシュして)乾かした豆は「ウォッシュド」というのですが

その中間に当たる製法で、少し果肉を豆の上に残して乾燥させる「ハニープロセス」「パルプドナチュラル」なんていう処理方式も在ったりします。

コーヒーの実を剥かずに乾燥させる「ナチュラル」方式だと、果実は1日もたたずに発酵を始めるため、発酵し続ける実を上手く乾燥させるのは雨の降らない快晴が続く天候が不可欠で、乾燥の仕方がまずければ簡単に味が悪くなってしまいます。

その点、最初に実を剥いてしまう「ウォッシュド」方式は、天候に左右される事無く乾燥させることができるので、簡単に言うと、失敗しにくい方法なのです。

ここまでの話だと、味が安定して、天気が悪くても乾燥しやすい「ウォッシュド」の方が優れているようですが、では何故「ナチュラル」方式のコーヒーが存在するのかといえば、そのリスクの大きさを差っ引いてもお釣りが来るほどの美味しさがあるからでしょうね。

私たちが普段飲み慣れているコーヒーのほとんどは「ウォッシュド」方式のコーヒーで、すっきり飲み易くクセの少ないクリーンな味わいが特徴です。そのクセのなさは、身構えることなく毎朝のルーティーンに組み込める程スッキリと飲めてしまいます。そんな安心感・安定感があります。

一方「ナチュラル」方式の豆は、ワインのような風味や、コーヒーの実そのままに 果実の豊かなコクや甘みが特徴です。豆そのもののクセも多く存在するため
焙煎度合いや淹れ方の力量に左右されますが、上手に抽出された「ナチュラル」の豆のコーヒーは豊かな果実の風味を楽しむことができる逸品です。

そんな既存の生産処理方式に近年【アナエロビック】方式という製法が仲間入りしました。

つづきます

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