季節の変わり目の体調不良に注意!
10月になり朝晩は寒さを感じる日もあります。
でも日中はまだ日差しが強く暑い日もあります。
そんな気温差が激しい環境下で体調不良を訴える方が増えています。
季節の変わり目の体調がすぐれない時、どのような対策をすればよいのでしょう?
またコーヒーはいつ、どれくらい飲むのが有効なのでしょう?
目次
- ○ 季節の変わり目に体調不良が起こりやすいわけ
- ・季節の変わり目って?
- ・季節の変わり目の不調=寒暖差疲労
- ・寒暖差疲労の主な症状
- ○ 寒暖差疲労をためないこつ
- ・体を温める
- ・寒暖差をなくす
- ・規則正しい生活と適度な運動
- ○ 寒暖差疲労とコーヒーの関係
- ・飲むタイミングを工夫する
- ・飲む量を調整したりデカフェを取り入れる
- ○ まとめ
季節の変わり目に体調不良が起こりやすいわけ
風邪をひいているわけでもないのになんとなく体がだるい、重いひが続く…いう時期ありませんか?
丁度今頃、暑かった夏から涼しくなる秋冬にかけてそういう不調を訴える方が多いようです。
季節の変わり目って?
「季節の変わり目」というのはいつのことなのでしょう?
いつからいつまでという明確な定義はないのですが、一般的に朝晩の気温差が月平均で5度以上の変動がある時期のことを指すようです。
日本では春の始まり3月~4月と、秋の始まり9月~11月が季節の変わり目となるようです。
季節の変わり目の不調=寒暖差疲労
「寒暖差疲労」とは大きな気温の変化に体がついていかない状態のことを言います。
普段、人間の体は体温(成人の平熱はだいたい36度前後~37度前半)を維持する仕組みが備わっています。
外気温が高い時は体温を下げるために血流を活発にして発汗させ熱を発散し、気温が低い時は血流を滞らせ毛穴を閉じて体温を逃さないようにします。
体温維持に重要な役割を担っているのが「自律神経」です。
多少の温度変化であれば体温を一定にコントロールできるのですが寒暖差が大きくなると体温を一定に保つために自律神経の働きが通常より活発になり、過剰にエネルギーを消費して、バランスが崩れ体に疲労が蓄積してしまうのです。
寒暖差疲労の主な症状
寒暖差疲労には肉体面にも精神面にも影響を及ぼします。
頭痛やめまい、不眠、肩こりなどの症状がみられます。
体内のエネルギー不足により冷え性を引き起こしたり、むくんだりします。
食欲不振、便秘、下痢など胃腸の調子も悪くなったりします。
自律神経が乱れることで、イライラや不安、落ち込みなど気分の変化が激しくなるなどの精神的ダメージもやすい状態になります。
寒暖差疲労をためないこつ
寒暖差が激しい時期には自律神経に負担がかかり、バランスが崩れて体調不良が起こることがわかりました。
寒暖差疲労をため込まないようににするためにはどのような対策をとればよいのでしょう。
体を温める
体を中から温めるために、寒暖差疲労を感じたときは冷たい飲み物や体を冷やす食材を採りすぎないようにしましょう。
また、体を外から温めるために入浴はシャワーではなく湯船につかりましょう。
手首、足首、首、両側肩甲骨の中心を温めることを意識して肩までつかると良いです。
寒暖差をなくす
自分で温度差をなくすように工夫し、体に寒暖差を感じさせないようにします。
例えば、室温がコロコロ変わるのを防ぐためにエアコンを上手に使い室温をコントロールします。
外との気温差は7度以下が体への負担がかかりにくいようなので室内を冷やしすぎたり温めすぎたりしないよう注意します。
また外出時は着るもので調節し、特に首肩周りは冷えやすいのでスカーフやマフラーを使って調節すると良いです。
規則正しい生活と適度な運動
睡眠、排便、食事は体のリズムを作る基本で、自律神経に強く影響します。
早寝早起きを心掛け、寒暖差に負けない体を作るためバランスの良い食事をとりましょう。
エネルギー源になるたんぱく質や疲労回復にはビタミンB群を採ると効果的です!
激しい運動をする必要はありませんがウォーキングや軽い運動で筋肉を増やしましょう。
また、寒暖差ストレスにより緊張しやすい首肩周りの筋肉を緩めるためにストレッチをして緊張をほぐすことも大事です。
寒暖差疲労とコーヒーの関係
寒暖差疲労の症状がある時、コーヒーはやめたほうがいいのでしょうか?
コーヒー好きな方やコーヒーを常飲されている方には気になりますよね。
寒暖差疲労の症状がある時のコーヒーとの付き合い方をいくつかご紹介します。
飲むタイミングを工夫する
コーヒーに含まれるカフェインは自律神経に影響します。
カフェインを摂取すると交感神経が興奮状態になり、脳や体の働きが活発になります。
眠気覚ましにコーヒーを飲む方も多いと思います。
自律神経を整えるには就寝前より、仕事やお出かけ前に飲むことをお勧めします。
飲む量を調整したりデカフェを取り入れる
人によっては一日に何杯もコーヒーを飲まれるでしょう。
私もその一人です。
自律神経のバランスが崩れているときはなるべく杯数を減らすよう心掛けましょう。
また、一日の内に飲む何杯かをデカフェ(100%カフェインがないわけではありません)にすることも有効です!
カフェインの量は焙煎の具合でも変わります。
焙煎が深くなるほどカフェインの量は少なくなります。
浅煎りよりも深入りをチョイスするだけでも効果的です。
まとめ
はげしい気温の変化は体にとって非常にストレスです。
10月になって急に寒くなったかと思ったら、夏に逆戻りしたような暑い日もあったりとストレスフルな日々が続いています。
このような状況は自律神経のバランスを崩し、疲労がたまり心身に様々な不調を引き起こします。
せっかくの秋の行楽シーズンを元気に過ごすためにも寒暖差疲労をため込まないように日頃からできる対策をしましょう!
コーヒーには興奮作用があると言いましたが、同時にリラックス効果もあります。
ほっと一息の時にコーヒーを飲んで厄介な季節の変わり目を乗り気りましょう!